包装リースだより
包装リースだより(2019年11月30日号)
2019年11月30日
リース契約に含まれる動産総合保険ついて
このたびの台風および大雨など自然災害で被害を受けられた皆様に、心からお見舞い申し上げます。
今年の台風15号と19号による日本の損害保険会社の保険金支払額は、2兆円を超える想定をする格付機関もあり、あらためて被害の大きさを痛感いたします。
弊社で取り扱うリース契約では、対象物件に動産総合保険を付保しており、これらの水害もカバーしております。通常の動産総合保険で水害をカバーするためには、物件設置場所における過去の河川等の氾濫歴や収容する建物の構造等により個別に保険料率が決定され、水災危険補償特約を締結する必要があり、結果的に高い保険料になるケースもあります。
弊社では損害保険会社と全てのリース契約について包括して保険を付保する内容で動産総合保険特約書を締結しており、設置場所や収容建物にかかわらず一定の保険料率が適用され、規模のメリットにより保険料を低減させております。弊社のリース契約をご利用される場合は、この保険料低減効果も享受できるわけです。
【動産総合保険の概要】
- 動産総合保険は、原則として全ての偶然な事故によって生じた損害に対して損害保険金が支払われます。
- 保険会社から支払われた保険金を限度として、物件が修理可能な場合は、修理代金に充当され契約は継続します。
物件が修理不能な場合(全損)は、契約に定める規定損害金に満額充当されたときに契約は終了します。この場合、お客様は残リース料を負担する必要がなくなります。
保険金が支払われるケース
- 火災、落雷、破裂・爆発、風水災、盗難、破損、いたずら等
保険金が支払われないケース
- 保険契約者・被保険者・保険金受取人の故意・重過失によって生じた損害
- 自然の消耗、さび、かび、変質、変色、ねずみ食い、虫食いによって生じた損害
- 戦争、暴動、その他類似の事変によって生じた損害
- 国または公共団体の公権力の行使によって生じた損害
- 核燃料物質によって生じた損害
- 詐欺、横領によって生じた損害
- おき忘れ、紛失によって生じた損害
- 保険の対象物件の電気的、機械的事故による損害
- 地震、噴火、津波によって生じた損害 等