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10 真空包装機/ガス置換包装機

真空包装機は極度に通気性の少ない包装材料で真空密封(5~10m/mHg)する包装を行うもので、食品の保存やその他緊縮包装を目的としても使用される。
多くは真空槽内で袋の口を封じる方式のものが使われている。したがって内容物を充てんした袋を槽内に入れ、槽を密封して脱気し、この状態でヒートシールを行い、槽の真空を破って袋をとり出すので、1サイクルに時間を要するが、半自動式では真空槽内に同時に数個、あるいは十数個の袋を載置し、また全自動式では数個の真空槽が回転移動する間に袋挿入、脱気、シール、排出のサイクルを順次行わせることによって能率をあげている。
また、深絞り真空包装機がハム、ソーセージ用として流行している。これはナイロン/PEなどの巻取り状の複合フィルムを下部より供給して、加熱、成形していく。成形されたくぼみの部分にスライスしたハム、ソーセージを順次充てんする。上部からは密閉用のフィルムが供給され、ヒートシール法により加熱溶着される。
真空包装機の基本形式を応用したものにガス置換包装機があり、炭酸ガス、窒素ガスなど、所定のガスを封入するものである。緊縮を伴わない包装ができる。真空包装機と同様の方式で脱気したのちにガスを送入するものと、はじめまたは途中からガスを送り、残存空気を追い出していく方法の二法が一般的である。そのうち後者は、製袋充てん包装機またはシール機にガス送入パイプと関連機器を追加装備する程度の簡単な方式のものの実用性が高く、実施例が多くなっている。

機械の種類

(1)深絞り真空包装機

(1)の図は、プラスチックシートをハム等の形状に成形後、ハムを入れ、フィルムをかぶせながら脱気またはガス置換し、密封する深絞り真空包装機の動きを表したものである。

主な用途(使用例): ハム、ベーコン、ソーセージ、かまぼこ等

(2)真空槽付真空包装機

(2)の図は、あらかじめ製袋された通気性の少ない袋に加工肉(ハム、焼肉)、漬物等を入れた後、真空槽において脱気、熱接着する真空包装機の動きを表したものである。
真空包装機のタイプには、人手で真空槽に供給する半自動タイプと、袋の取り出し⇒充てん(被包装物を袋の中に入れる)⇒脱気⇒冷却⇒排出までを自動で行うロータリータイプがある。
また、真空包装の技法として、袋の中に窒素または炭酸ガスを入れ、袋の中にあった空気を追い出しながら熱接着するガス置換包装機もある。ガス置換包装機は一般的には半自動タイプが多い。

A. 半自動タイプの真空包装機
(人手で被包装物を通気性のないプラスチック袋に入れ、真空槽に供給し、脱気シールする機械)

主な用途(使用例): ハム、ベーコン、ソーセージ、機械部品、漬物等

B. 全自動真空包装機
(通気性のないプラスチック袋を取り出し、被包装物を充てんし、脱気→シール→冷却→排出までを自動で行う機械。ロータリータイプの真空包装機には横型と縦型のタイプがあるが、横型の真空包装機は、横型・縦型ピロータイプ包装機と連動して使用される場合もあるが、20kg程度の生肉の包装ができるタイプもある。縦型の真空包装機は、漬物、ミートボール等の加工食品に使用される場合が多い。)

主な用途(使用例): ブロイラー、ブロック肉、こんにゃく、漬物、ハンバーグ、ミートボール、惣菜、冷凍食品、ハム、ベーコン、ソーセージ、お茶等

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